オルゾー:お茶か珈琲か?
冷たい麦茶は夏の定番だが、私は苦手。
“お番茶育ち”なもので。
でも、京番茶を取り寄せるのも面倒。
そこで、ほうじ茶が普段の飲み物である。
だが、最近、とある“麦茶”を愛飲している。
それが、イタリア産の大麦飲料「オルゾー(orzo)」だ。
古代種の裸麦を低温焙煎して作るらしい。
女房殿がルピシアで購入(「オルゾー キャラメル&ハニー」)。
水出しポットで簡単にできる。
いわゆるフレーバー・ティーで、甘い風味がとてもマッチしている。
これ、牛乳に合うかも、と思ったら、牛乳で抽出してもよいという。
実際、牛乳で割って飲んだら、かなりおいしい。
その数日後、ドトール・コーヒーの店舗で発見。
なんと「オルゾー・ラテ」が出ているではないか!
基本的にオルゾーは、ノンカフェインコーヒーとして有名なのだ。
道理で、コーヒーみたいだと思った(知らなかった・笑)。
しかし、である。
以前も書いたが、コーヒーは本来“豆茶”ではないか。
そして、コーヒーは「喫茶」店で嗜むのである。
〈 ORZO: tè o caffè? 〉
――まあ、イタリアではコーヒーなのだろうが。
オルゾーは、お茶でもコーヒーでも通じる、ボーダーレスとも原点回帰とも言える、きわめて“おいしい”飲み物である。
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